立正大学2015.02.12


水産庁「小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」に、

立正大学地球環境科学部が参加

---岩崎望教授を中心に海上での調査と解析を担う---


http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=7668



大学プレスセンターの情報によると、


2月12日、立正大学(東京都品川区 学長:山崎和海)が参加するJV(Joint Venture:共同研究機関)が水産庁の「平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」を受託、地球環境科学部では岩崎望教授を中心に、海上での調査と解析業務に臨むこととなった。


 本事業は、昨年の外国船による小笠原諸島周辺海域での違法操業を受けて緊急的に平成26年度政府補正予算において措置されたもので、同海域における宝石サンゴ資源および海底環境が被った影響を調査するとともに、宝石サンゴ資源の適切な管理手法について検討することを目的としている。


 調査は2月下旬より約一か月を予定。小笠原諸島周辺海域の複数地点において無人潜水探索機を用いて海底環境や宝石サンゴの生息状況を観察し、違法操業の影響を評価。併せて、将来的な管理計画の検討に資する生物学的情報を収集する。


■事業における立正大学の役割

 ・違法操業による宝石サンゴ類への被害と海底環境損傷状況の把握

 ・宝石サンゴの分布の把握

 ・宝石サンゴの生物学的特徴の把握

 ・宝石サンゴ生息環境の把握


■岩崎 望(いわさき のぞむ)

 立正大学地球環境科学部教授 専門:海洋生物学

 平成22年度より3年間、農林水産省「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」により「宝石サンゴの持続的利用のための資源管理技術の開発」を研究。宝石サンゴの日本近海における分布や生物学的特徴を把握し、適切に管理する技術の確立に取り組んだ。


■立正大学地球環境科学部(熊谷キャンパス)

 地球環境科学部は環境システム学科と地理学科により構成され、地球環境や地域の諸問題に関する研究にあたっている。本事業には、地質学、分析化学、情報科学の専門家が参加する。


■宝石サンゴ緊急対策共同研究機関(JV)構成団体

 ・独立行政法人水産総合研究センター(機関代表者)

 ・学校法人立正大学学園立正大学

 ・深田サルベージ建設株式会社


▼「平成26年度小笠原諸島周辺海域宝石サンゴ緊急対策事業」に関する問い合わせ先

 水産庁増殖推進部漁場資源課生態系保全室 

 TEL: 03-3502-8487


▼「立正大学地球環境科学部」「岩崎望教授」に関する問い合わせ先

 立正大学 学長室政策広報課

 東京都品川区大崎4-2-16

 TEL: 03-3492-5250

 FAX: 03-3493-9068