HAKURAKU
TOSASANGO
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千年の時と共に、宝飾珊瑚や銀河の星たちは輝き続ける
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記録日:2012/09/20
【ワシントン条約】
絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約
● 目的
ワシントン条約は、野生動植物の国際取引の規制を輸出国と協力して実施することにより、採取・捕獲を抑制して絶滅のおそれのある野生動植物の保護をはかることを目的とする。
● 規則の方法
野生動植物の種の絶滅のおそれの程度に応じて同条約附属書に掲載し、国際取引の規制を行う。
1. 附属書Ι
絶滅のおそれのある種であって商取引による影響を受けている種群。商業取引を禁止する(学術的目的、教育・研修・飼育繁殖事業が決議5,10で挙られている)
とりひきに際しては輸入国の輸入許可及び輸出国の輸出許可を必要とする。
2. 附属書U
現在必ずしも絶滅のおそれのある種ではないが、その種の取引を厳重に規制しなければ絶滅の恐れのある種となるおそれのある種。輸出国の許可を受けて商業取引を行う事が可能。
3. 附属書V
いずれかの締約国が、自国に産する種の捕獲又は採取を防止し又は制限するための規則を自国の管轄内において行う必要があると認め、かつ取引の取締のために他の締約国の協力が必要で有ると認める種。 附属書Vに掲げる種の取引を、当該種を掲げた国と行う場合、許可を受けて行う事が可能。
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記録日:2012/09/20
ワシントン条約締約国会議への提案事項
2007年6月、アメリカ政府が、桃色珊瑚(モモイロサンゴ)などの個体数が乱獲により減少しているとして、宝石サンゴを、国際取引の規制対象とするよう、オランダのハーグ(Den Haag)にて、ワシントン条約の「附属書U」に提案しました。 会議では、否決されました。
2010年3月、カタールのドーハ(al-Dawha)での第15回締約国会議でも、アメリカ、ヨーロッパより「宝石サンゴの付属書U掲載」が提案されましたが、否決と成りました。(我が国は反対)
次回、2013年3月3日(日曜日)〜3月16日(土曜日)迄の2週間、タイのバンコク(Bangkok)で開催される第16回締約国会議でも提案されると思います。
アメリカのハワイ在住のグリッグ海洋学博士を始め、各国の海洋に関する学者がアメリカの提案には問題があるとし、シンポジウム等も開催されています。
世界の学者の意見も、各地域ごとの規制等でよいとのことです。
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